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日中戦争(昭和12/1937)
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作詞 藪内喜一郎
作曲 古関裕而

勝って来るぞと勇ましく 
誓って故郷を出たからは 
手柄立てずに死なりょうか 
進軍喇叭聴く度に 
瞼に浮かぶ旗の波

土も草木も火と燃える 
果てなき広野踏み分けて 
進む日の丸鉄兜 
馬の鬣撫でながら 
明日の命を誰が知る

弾丸もタンクも銃剣も 
暫し露営の草枕 
夢に出て来た父上に 
死んで帰れと励まされ 
覚めて睨むは敵の空

思えば今日の戦闘に 
朱に染ってにっこりと 
笑って死んだ戦友が 
天皇陛下万歳と
残した声が忘らりょか

戦する身は予ねてから
捨てる覚悟でいるものを
鳴いてくれるな草の虫
東洋平和の為ならば
何で命が惜しかろう
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