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日中戦争(昭和12/1937)
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作詞 堀内敬三
作曲 陸軍軍楽隊

万籟声無き暁の
川霧深し黄浦江
キュウコン碼頭の岸壁近く
今しも寄する船の影

矢庭に火を吐く機関銃
陣地に待ちし敵軍が
我が上陸を知るより早く
ここぞと注ぐ弾の雨

敢然猛射に応えつつ
強行登る敵の岸
飯田部隊の精鋭遂に
碼頭の地区を確保しぬ

一望広き棉畑
並木は煙る軍工路
へこみし壕に偽装の塁に
潜みて守る敵二万

南方近き我が軍の
航空基地を制せんと
敵が備えし必死の陣地
一挙に我は破るべく

進撃ただちに敵軍の
第一線に突き入れば
轟爆襲う我が海軍機
攻勢今ぞ揺るぎなし

繁れる葦を砕き来る
乱射の嵐身に浴びて
滴る汗と血潮と泥と
壕また壕へ躍進す

力戦苦闘の三昼夜
倒るる友を庇いつつ
十数倍の強敵破り
四つのトーチカ奪取せり

折りしも右翼に逆襲の
敵が主力を傾くる
その猛進の進路に立つは
我が側面の小部隊

危急と見るや部隊長
手兵を指揮しまっしぐらに
斬り入る姿阿修羅の如く
敵の中堅突き崩す

九刃すでに功成りて
一簣を今や加えたり
されども胸に数弾受けて
無念や飯田部隊長

英魂永久に帰らねど
不滅の戦果を止めたる
飯田部隊の誉れの名こそ
鑑と千代に仰がるれ
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作詞 白鳥省吾

熱風暫し収まりて
夜露の結ぶ鉄兜
再び起こる銃声に
高梁万里轟きぬ

不法不信を敢えてして
抵抗う三十八師にぞ
寡兵死守する五ノ井隊
殷々として呼ぶ嵐

助けに急ぐ鯉登隊
風より早く郎坊へ
向かう彼方へ空軍も
機翼連ねて出動す

昇る旭日の空を切り
敵陣目掛け爆弾を
投ぐれば全て命中し
砕けて上がる黒煙

我が精鋭の進撃に
敵の死傷は算もなく
皇国の旗郎坊の
朝風高く翻る
作詞 古橋方二郎
作曲 海軍軍楽隊

明け行く空に銀翼の
光も清く颯爽と
母艦を後に今日もまた
敗残の敵討たんとて
飛ぶよ精鋭報国機

霞む山河の幾百里
鉄路に添いて追い行けば
健気や敵の軍用車
踏み止まりて反撃す
砲煙暗き彼我の陣

機上の勇士微笑みつ
機体を撫でて頼むぞと
果敢決死の急降下
狙い違わぬ爆撃に
敵は微塵と砕け散る

猛りに猛る荒鷲の
機首を返して第二弾
放たんとする一刹那
機関は弾に射抜かれて
ハタと止まりて音もなし

早これまでかいざさらば
愛機よ共に潔く
自爆し敵を砕かんと
君万歳を唱えつつ
敢然死地に突入す

地上僅かに五メートル
身震いしたる報国機
魂あるか生あるか
轟然再び回転を
起こして天に舞い上がる
作詞 堀内敬三
作曲 陸軍軍楽隊

砲声天に鳴り轟きて
砦も家も裂け砕け散る
朝日を負いて我が艨艟が
猛射浴びする呉淞鎮

堤防民家みな砲塁と
築きて籠もる雲霞の敵は
江上近き我が艦船を
的に應射の弾丸の雨

轟音海の荒鷲部隊
空より敵の頭上を襲う
折から岸へ矢を射る如く
兵を載せ行く船の列

江岸過ぎて横一文字
快速艇の煙幕張れば
吶声上げて陸軍部隊
敵の汀に殺到す

沙上に広く散開するを
待ち受け敵の重機関銃
一斉掃射忽ち我に
弾丸は注げり瀧のごと

左右に友の倒るる見ては
躍り出でし工兵六士
爆薬抱いて身も諸共に
機関銃座を爆破しぬ

雪崩の如く鷹森部隊
直進敵の塁踏み越えて
銃剣払う鬼神の姿
何の敵弾手榴弾

崩るる市街紅蓮の炎
焼け付く日差し乱射の猛火
轟き揺るぐ大地も江も
修羅の巷か呉淞鎮

左手遥かクリーク越しに
寄せ来る味方影頼もしや
砕けて残る鉄道橋を
乱射冒して渡り来ぬ

両隊共に刃を連ね
腹背前後応じて突けば
崩るる敵は数千の屍
棄てて算無く逃がれ行く

壮烈無比の上陸戦に
呉淞鎮は我が手に落ちぬ
八月末の真昼の空に
揚がる勝鬨日章旗
作詞 松島慶三
作曲 山田耕作

濁流蜿々三千里
その名も高き揚子江
広漠沃野潤して
無限の富を運ぶなる
江口近き上海は
中国一の貿易港

国際都市の名にし負う
事しも繁きその中に
執り佩く太刀の束の間も
結ぶ兜の緒も堅く
在留同胞三万の
命を守る陸戦隊

上流千三百里
伸び行く同胞権益を
守りて安く育てんと
上る警備の軍船
呉淞過ぎて本流を
辿れば江陰鎮江府

都は古し南京城
今三民の旗の影
経世の花は匂えども
そぞろ身に染む江風に
東亜の前途思おえば
紫金山頭月寒し

蕪湖九江大治など
過ぐれば早くも漢口市
漢陽武昌と並び立ち
またも名を得し貿易港
江上揺らぐ日の旗に
栄ゆる平和の我が祖界

嶽州折れて洞庭を
渡れば近き長沙には
災禍の煙絶えやらで
守りの艦も安kらず
沙市と宜昌は川上の
物資を捌く商業地

両岸聳え天を摩し
激湍吼ゆる三峡の
険所を渡る船人の
苦心を何に喩うべき
万県越えて揚々に
船路の果ては重慶府

江流去りて行く先は
南広東海南島
北渤海の果てまでも
捧げし誠一筋に
我が皇国の大御稜威
顕すはこれぞ我が艦隊

炎熱燃ゆる百幾度
厳寒凛烈骨を刺す
瘴癘禍乱の辺境に
昨日は東今日は西
結ぶ夢路も安からず
警備の辛苦誰か知る

我が大君の為ならば
艱難辛苦何のその
命を的の我が使命
果たさでなどか止むべきぞ
立てや第三艦隊の
五千の勇士いざや立て

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