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日中戦争(昭和12/1937)
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山口義孝 佐藤長助

空は晴れたり気は澄みて
雲を凌げる芙蓉峰
照る日に光る姿こそ
これぞ我等の心意気

希望遥けし太洋の
波に果てなく打ち乗りて
怒涛もののか乗り切らん
これぞ我等の心意気

正義頭に胸に愛
天つ祖先の産みの土
平和にいつも守るこそ
これぞ我等の心意気

自治と自尊の心もて
見よや青年行く所
輝く天地開けたり
これぞ我等の心意気
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作詞 岩杉雄三郎
作曲 深海善次


花は桜木人は武士
散りて輝くますらおの
勲は薫る九段坂
仰げば高し大鳥居

興安嶺を越えし日よ
友が最期の万歳を
胸に新たに涙して
仰ぐ九段の花吹雪

おお遠きや威海衛
血潮に染めし日本海
屍は海に沈むとも
夢は安いかれ花の陰

眠れ我が友我が勇士
君が護国の礎に
皇国の春は立ちかえる
咲くや雄々しき花の色

時雨音羽 細川潤一

名も知れぬ草の葉の陰
弾に倒れた勇士の墓標
雨に晒され風に打たれ
墨の文字さえ消えそうな

野の花は誰に囁く
可愛い我が子よ天晴れだった
遠い母から手向け文
読んでる友の涙声

飛ぶ雲は誰に伝える
若い勇士の勲の後を
ここは名もなき野の果てよ
渡る風さえ泣くような

名も知れぬ草の花陰
鳥は渡れど日は輝けど
訪ねるものは雨風に
昔を語る草の露
河西新太郎 田村虎蔵 桜は匂う日東の 富士の高嶺をいざ越えて 希望羽ばたく朝ぼらけ 行けよ「神風」空遠く 銀翼燦と輝けば 遮る雲の影もなし わが「神風」の行く所 常に天佑神助あり 爆音高く轟けば 鵬程一万五千キロ 起伏果てなき幾山河 湖は光草靡く 南方一路天翔けて 亜欧を結ぶ新記録 歓呼の中に颯爽と 響け世界に国産機 世紀の風の騒ぐ時 航空日本躍進の 使命は重し親善機 平和の戦士に栄光あれ 万歳万歳万々歳
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