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日中戦争(昭和12/1937)
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作詞 山崎美樹
作曲 橋本成美

泣いてくれるな未練が残る
国の鎮めに捧げたこの身
せめて今宵は心のままに
酌んで明かそか別れの酒を

命捧げて異国の空の
土になろとて覚悟は決めて
銃執る身に涙はいらぬ
注げよなみなみ別れの酒を

交わす別れのこの盃に
映る貴方の笑顔を見れば
泣きはしませぬ二人の仲に
流す涙も別れの酒よ
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作詞 西條八十
作曲 山田耕作

朝となれば群雀
軒端に吾児を呼ばうなり
起きよ起きよと呼ばうなり
炊の煙かそけくも
児等は手足の太やかに
三坪の庭にいじらしく
カンナの花も咲き出でぬ
楽し楽しああ我が家

夕べとなれば靴の音
優しく夫は帰るなり
襷外して迎うなり
ほれ土産ぞと投げ給う
空には白し天の川
笑まう我等の肩越えて
遠き未来に架かるなり
嬉し嬉しああ我が家
作詞 佐藤惣之助
作曲 服部良一

都大路は海も無き
人の港と謳われて
遠く故郷を来し人の
希望の船出するところ

世は荒波の海の上
空に聳ゆる建物は
潮に流るる浮き城か
人は木の葉の船のごと

漕げよ姉妹朗らかに
若き命の誇りもて
花の顔黒髪の
緑の風に靡くまで

希望の船の揺ぎ無く
漕げば涙も輝きて
空も微笑む朝焼けの
幸ある国も近付かん
作詞 宮城勝夫
作曲 鈴木哲夫

ゴビの砂漠の蜃気楼
空しく消えて国境の
戦場の跡弔えば
涙に濡れる星の色

酒盃上げて花に舞う
栄華の春の阿房宮
ああ泰皇の夢偲ぶ
都は荒れて草の宿

北京の街の灯を慕い
異国の唄に眠る夜は
夢さえ濡れる流離いの
月影寒く万里城
作詞 西條八十
作曲 江口夜詩

寄せては返す荒波の
磯辺に残る墓一つ
涙の花を捧げつつ
一人の乙女の語るよう

もとこの兄は向陵の
黒髪長き一秀才
星の瞳の気高さに
世に謳われし美青年

皇国の為に学を捨て
国境警備の満蒙や
憎や不逞の赤賊の
弾丸に命を失いぬ

父母の嘆き血の涙
世界の仇の共産軍
ああいつの日か我が兄の
恨みを彼に報うべき

涙で濡れし双の眼に
乙女が睨む満蒙の
空は遥かに夕焼けて
仇波高く飛ぶ鴎
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