日中戦争1
日中戦争(昭和12/1937)
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2024/11/22 (Fri)
娘田草船
作詞 福田正夫
作曲 大村能章
浮藻咲く咲く月夜の花よ
潮来島かや飛ぶ蛍
田草船やる少女が歌う
唄は嬉しい働き者よ
田植えするにも草取るも
空は遥々筑波は青よ
潮来島かや夢心
白い襷の母さえ歌う
島の娘は気立てが良うて
にこと頬には片えくぼ
風もそよそよ撫で行く肌よ
潮来島かや水の上
帰り舟から声さえ揃う
山は筑波よ霞むは影よ
守りなされよ稲の神
光咲く咲く月夜の夢よ
潮来島かや唄の島
響け明るく微笑む声よ
嬉し月夜に棹差す唄よ
娘十五の田草船
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2007/12/11 (Tue)
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牡蠣の殻
作詞 蒲原有明
作曲 大中寅二
牡蠣の殻なる牡蠣の身の
かくも果て無き海にして
行きの命の味気無き
その思いこそ悲しけれ
身はこれ盲目岩陰に
ただ術も無く眠れども
目覚むるままに大海の
潮の満干を覚ゆあり
いかに朝朝朝潮の
色青きみて溢るるも
黙し痛める牡蠣の身の
余りに狭き牡蠣の殻
よしや清しき夕づつの
光は波の穂に照りて
遠野が鳩の面影に
似たりと言うも何かせん
2007/12/11 (Tue)
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流浪の男
作詞 南條歌美
作曲 長崎一夫
野越え山越え行き暮れて
細る我が身の影じゃやら
夕闇迫る国境の
空に瞬く一つ星
町の酒場の灯の影に
明日の運命の寂しさを
胸に隠して諦めて
弾くよ涙のバラライカ
行方定めぬ流離いに
影はやくざに窶れても
想いは恋し故郷の
谷の灯火母の声
2007/12/11 (Tue)
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夢の鉄兜
作詞 奥野椰子夫
作曲 橋本成美
ああつわものを夢に見て
逝ける愛児の身代わりと
駒場の丘の朝まだき
点呼の列に並ぶ母
夕陽悲しき鉄兜
月の広野の虫の声
派遣部隊の憧れも
今は涙の語り草
仁杉秀男と呼ぶ声に
答える母の潤み声
壮丁達は皆泣きぬ
大和男子は皆泣きぬ
ああ金星はまだ消えぬ
北斗の星もまだ消えぬ
せめては星よ幻の
愛児の肩に輝けよ
2007/12/11 (Tue)
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国境の灯
作詞 鹿山鶯邸
作曲 田村しげる
空も遥々興安嶺の
風に任せてどこまで行くか
山羊の鳴く夜のゴビの旅
行けども行けども砂山続き
すすり泣くよな胡弓の音に
なぜか別れた人恋し
弱い心と叱ってみたが
思い出されるあの夜と同じ
滲む涙の月の色
何の未練と一鞭当てて
馬車急げよ旅路の果てに
誰を待つかや灯が見える
2007/12/11 (Tue)
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